着物レンタルどこを選べばいいのか迷った時のアドバイスです

着付師

着物は買うよりもレンタルの時代となってきています。ではどんな基準で選べばいいのかネットサーフィンをすればするほどわからなくなります。

迷いますよね。

自分がどんな場面で着物を着るのか、レンタル業者の選び方をアドバイスします。

  • レンタル業者ってどこも同じ?
  • 旅先で着物を借りるなら?
  • 成人式の振袖をレンタルする時に写真はあった方がいい?

上のような疑問をお持ちの方は是非参考に読んでみて下さい。あなたにぴったりのレンタル業者がわかると思います。

観光地で着物をレンタルしたい時にチェックすること

観光地で着物レンタル

日常と少し違った時間を過ごす楽しみ。着物を着て観光地を回り、映える写真を撮りたい!いつもとはちょっと嗜好を変えて着物デートもサプライズで。

ただ、業者選びを間違えると時間が押したり、料金がかかるのでレンタル業者を選ぶ時に気をつけてもらいたいことがあります。

HARU
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ポイントです

  1. 観光地や宿泊先に近い
  2. 返却時間が長いこと
  3. 荷物預かりサービスがあること

最低限、気にかけて欲しいポイントです。

観光地や宿泊先に近い

まずはなによりも観光地に近いレンタル業者を選びましょう。電車やタクシーなどは時間と予定外のお金がかかってしまいます。

着物は普段着慣れていない分、疲れやすいかもしれません。特に草履は長く歩くと疲れると思います。京都などの観光はお寺が多くなると思いますが、とにかく階段が多いので草履は疲れが出やすいです。

都心などの着物デートは、想像以上に人が多く、疲れます。人酔いしそうです。

浅草などは人力車が流行っていますのでおすすめです。観光も写真も抜群の腕前です

現地で借りて現地で返す方法が体力的には一番ベストと思います。

返却時間が長いレンタル業者を選ぶ

時間は気になります

着物レンタルには返却時間が決まっています。ほとんどが当日の夕方ではないでしょうか。

着物を着たままの夕飯は時間的に難しいでしょう。

返却時間に融通が効く所があればいいのですが少ないと思います。

浅草に着物レンタル店とイタリアンを併設している所があり、そこなどはイタリアンレストランの閉店時間まで借りられる様ですよ。

https://lavasara.owst.jp

宿泊ホテル先でので返却サービスなどのプランもある様です。返却時間をすぎると延長料金もかかるので少しでも長く借りられる所を探すか、着物レンタルは写真とカフェだけ、など時間配分をしっかり決めた方が良いでしょう。

荷物はレンタル店で預かりサービスを利用する

観光地などはほとんどの店舗が荷物預かりサービスがあります。

小さい荷物は無料。

大型の場合は(ベビーカー含む)有料になる所もありますので、確認が必要です。

予め荷物の量を考えておくことも大事ですよ。

電話で聞くことも大事なんですね

是非聞いてみて下さいね。

急な訃報などの場合には

こらは着付師側も同じなのですが。

急に、はありますよね。

葬儀社が喪服サービスをしている所もありますが、そうでない場合は着物レンタルを考えると思います。その時はどうしたら良いのか。

葬儀場などで着物を借りることができる所もありますが、コロナ禍になってからは少なくなりました。まずは会場に相談をしてみて下さい。

レンタルもなければ、着付師もいない、そんな所もあります。

喪服を扱っているネットレンタルを探し、着付けをしてくれる人を探す。今はこんなパターンが多いのではないでしょうか。

残念ですがその場合は電話連絡総当たりになります。

順番としては

  • 美容室
  • ホテル
  • 着物レンタル店
  • 呉服店

こんな感じに連絡してみて下さい。

HARU
HARU

急な着付はやってくれる所が少なくて残念です

着物レンタルはサイズが豊富な業者が良いでしょう

着物をレンタルする際は、なるべくサイズの豊富なレンタル業者を見つけて下さい。

中にはSサイズからLLサイズまでしか扱っていない所も多くあります。

体型に合わない着物を持ち込む方が非常に多いのは、レンタル業者にサイズがなかったのかなと思います。安く済ませたい気持ちもわかりますが、着物にもサイズはあります。

5L位必要な学生さんが借りてきた袴がLLだった時、着付はしましたが「足し紐」だらけで決して綺麗な着物姿にはなりませんでした。

足し紐とは、文字通り「の長さが足りない時に、長さを足すために小を付けること」を言います。 腰紐の端に、少し短めのを結ぶことで長さを追加して使います。 ガーゼや晒しで作っても良いですし、中古の襦袢から外した付けなどを利用しても良いですし。 結びにくいものを避ければなんでもよいです。

良いのでサイズ展開が多いレンタル業者のサイトも見て下さい。

そんなに大きく値段は変わらないと思います。

自分のサイズを伝えるが恥ずかしい、、、

業者側は何も気にしていないので安心して大丈夫です

晴れの日の着物レンタル

人生一度の晴れの日。成人式や卒業式。

業者を決める基準も大切です。

  • 着物レンタル・持込着付け・ヘアセットが可能
  • 前撮りがサービス

最近、ママ振りと言ってお母様の着物を着るスタイルが流行っています。

その時に着物はあるけど帯や小物は貸してくれるのか、振袖を持込して袴だけ貸してくれるのか、などレンタル業者によってかなりの違いがあります。

必ず確認が必要です。中にはレンタルしないと着付けはお断り!そんな所もあります。

可愛くして欲しい一心で広告ばかりに惹かれてしまいがち。

何回も言いますが、とにかく確認です。値段もしっかり聞きましょう。

当日に追加料金が発生しない為にもしっかり業者は選んで下さいね。

前撮り

時間やスケジュールを一日にしたい方は

レンタル着付けとヘアセットのセットプランがおすすめです。

写真撮影がある

前撮りを考えている方は、写真スタジオを併設している業者が良いですね。

移動もなく、とてもスムーズに事が運ぶと思います。

ただし

この写真がものすごく高い所があるので注意が必要でしょう。

撮影だけ(着付け、ヘアセットは他店)   5,000円前後

撮影とアルバム作成           30,000円前後

フルレンタル着付け、ヘアセット、撮影  50,000円前後

これはあくまでも参考で、実際にアルバムだけで30万円と言う所もあります。

成人式や卒業式で着物レンタルを利用する場合は前撮りのサービスの値段も含めて考えましょう。

保証料について

ほとんどのレンタル業者は保証プランがあります。

これは加入しましょう。

万が一シミになるような汚れが発生した時は

クリーニング6,000円前後

染み抜き1箇所3,000円から

など、合計額は計り知れない金額になる事もあります。

保証の中には上限金額が決っている所もあるので気をつけましょう。

(汚れに関して1万円を超える場合はご負担願います)こんな感じです。

保証は少々の出費でも入りましょう

子供の着物レンタルや七五三など

子供の着物レンタルは特に先に話した保証サービスを重視して下さい。

必ずと言って良いほど問題が起こるのが子供の行事です。

  • 裾を汚す
  • 袖付けが
  • 飲食をこぼす
  • はこせこ(七歳の飾りを落として無くす)
  • 扇子を壊す(五歳、七歳)
  • 髪飾りを無くす

業者もよくわかっています。

保証が充実している所を探しましょう。

弁償となった場合は高額になりますので注意して下さい。

予約について

コロナ禍の影響で以前よりはだいぶキャンセル料という言葉は聞かなくなりましたが

当然今でも発生する業者はあります。

経験談

七歳女の子

体が熱いので、まずは本人に聞きました

HARU
HARU

体調悪くない?

七歳女の子
七歳女の子

大丈夫、、、

HARU
HARU

お嬢様、熱ありませんか

お母様
お母様

大丈夫です。やって下さい。

こんなやり取りが続き、女の子の笑顔がないまま進めるしかありませんでした。

後で聞いたのですが

当日のキャンセルは100%の支払いだったそうです。

都内ホテルの出来事でした。

コロナ禍になり、現状もキャンセル料金は発生する所もありますが、お子様の体調不良の場合、振替という業者もたくさんあります。

晴れの日を体調万全で迎えられるように

予約の際にはキャンセルした場合の対応を確認して業者を選んで下さい。

子供の体調が一番優先です。

まとめ

着物レンタル業者を選ぶ場合は

  • 利用する目的で何を重視するか決める。観光なのか、お祝いなのか。
  • 着物のサイズ展開が豊富な業者がお勧め
  • 写真サービスは値段をよく確かめる
  • 保証、返却などオプションは必ずチェック

楽しい旅行やお祝いになる様に、少し大変かもしれませんが

事前に手間をかける事で良い日が迎えられると思います。

値段で選ぶことも大事ですが安ければ良いという考えは着物には向かないかもしれません。

(観光で1時間だけとかなら良いかもしれませんが)

好きな着物を選べて、サービスも充実していて、自分のプランにピッタリ!

そんな業者と出会えると良いですね。

「絶対これ着たい」

それも選び方としてはありです。

haru

着付師と言う表に出ない仕事。

着物教室、着付け、お勧めの道具、お勧めの着物。

知りたいけど、分からない。

それを発信するブログです。

出身:東京都出身
趣味:着物と映画
資格:着付け技能士一級
  (国家資格)

造形美術科を卒業後、一般企業に勤め、子育て中に着物の世界へ入り現在に至る。
色の勉強を一からやり直し中です!

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着付師

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