着物着付けレッスンを途中でやめてしまう人と長続きする人の違いとは?|講師歴20年のプロが教える挫折しないための6つのアドバイス

着物教室

着物を着る事に挫折してしまった時

haru<br>
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6つのアドバイスがあります

着物を自分で着られる様になる」そう思って始めた着物の勉強だったはずなのに。

途中でやめちゃった方多いのではないでしょうか。

小さいお子さんがいるお母さん、少し自分に時間があるOLさん、子育てにひと段落したお母様。

習い事でも始めようかなと思った時、候補の中に「着物教室」があると思います。

実際に色々検索をして「ここなら通えそう」と言う所から始まります。

選ぶポイントを挙げてみます

1 安い
2 自宅や職場から近い
3 着物レンタルがある
4 遅い時間の枠がある
5 休日も可能
6 販売がない

安い

習い事の授業料は大事ですよね。少しでも安く技術を習得したいと思う気持ちは全員同じだと思います

金額の安さで入ると大抵がグループレッスン。よくあるワンコインレッスンですね。

グループレッスンはカリキュラムが組まれているので一度休んでしまうと次に行った時には分からなくなってしまいます

自宅や職場から近い

道具がある場合の習い事は自宅や職場から近いのが一番です

教室が近いから選んだ場合のデメリットは内容が選べないと言う事です。教室に自分の希望のコースがなくても近さを優先するパターンです。

レッスン内容が少し気になるけど、「近いからまぁいいや」と考えると入ってからやっぱり違うと感じることも出てきます

着物レンタルがある

着物を持っていないと習えないと通えないのでレンタルがあると助かります

着物レンタルがある所は無料レンタルが多いと思いますが何回までです、など回数が決められていたりしますので、それが終わった時にレンタル料が発生するかもしくは自分の着物を持つことを薦められるかも知れません。確認が必要です。

遅い時間の枠がある

仕事の帰りに通えるのは大きな選択枠だと思います

遅い時間のレッスンがある場合ですが、融通が効かない場合が多いです。日にち変更が上手く行かないことや仕事が長引き遅刻などがあるとレッスン時間が短くなりがちです。

休日も可能

土日、祝日がお休みの職業の方、主婦の方は家族に子供を預けて、と言う条件になるので助かりますね

休日レッスンについては良いと思います。どの分野でも今は平日も休日も同じよな捉え方になっています。

販売がない

着物教室=販売がある、と思っている方が多いと思います。

実際に販売があるケースも多々あります。過去に販売で嫌な思いをした方は避けたい条件になるはずです。販売については着物教室には展示会がつきものです。昔ほどひつこくされる事はないはずですが。一度でも嫌な思いをした方は二度関わりたくない様になるかも知れません。

教室の選び方にポイントがあります!

普段着の小紋を着られればいい。

礼装の訪問着までをしっかり着られる様になりたい。

資格のないコースで気楽に通いたい。

資格取得を目指している。

ここはしっかり自分の中で決めた方がいいです。

習い事はなんとなく始めるよりここまでは!といった気持ちの方が続きます。

習い事を途中でやめないポイントだと思います。

どうして挫折してしまったのか

ではどうして挫折してしまったのでしょう。

考えられる理由を書いてみます。

思い当たることがあるのではないでしょうか

  1. 道具が多くて面倒臭い
  2. 漢字ばっかりでわかりにくい、読めない
  3. 先生が神経質
  4. 数回で終わらない
  5. 全然覚えられない
  6. ついていけない

ほとんどの方が初めに感じることです。ここが続かない理由のトップだと思います

その回避法はなんなの

道具が多い

①道具について

着物は洋服と違い紐類が多くなります。10以上の必要なものがあります。そして一個づつの名前がまたわかりにくい。初めて聞くと覚えにくいのですが、なるべく覚えた方がいいでしょう。現在は便利な着付道具がたくさんあって、少しお金をかけて新しい物を取り入れると道具の面倒臭さが軽減されます。

漢字や言葉が難しい

②着物に必要な言葉もわかりにくい

着物用語は難しいです。特殊な読みも多い。例えば「衽」おくみと読みます。着付を覚える上で必ず必要な言葉ですが、これも必要な部分なので覚えるしかないのですが、何回も聞いていると自然に入ります。漢字の読みは変換されない場合も多いのでどんどん聞きましょう。

洋装にない言葉だらけなので覚えにくいのです。

先生が怖い

③先生が神経質で辛い

もっと気楽に習いたいと言う声もよく聞きます。日本の伝統文化はしきたりが厳しくそこは良くもありますが、苦手な方や現代では少し受け入れにくい世界観かも知れません。お稽古の前には必ず正座してからの挨拶など。厳しい先生は所作も気にされます。

所作とは

https://dictionary.goo.ne.jp/word/所作/

ここは自分次第です。先生に対してうっとしいと思うか、受け入れられるかは自分にしかわかりません。でもそこが苦痛になっている方も多いのではないでしょうか。正しい日本文化の勉強も教われると思ってみたらどうでしょうか。所作などは教わる機会があまりないのでチャンスかも知れないですよ。

お稽古の回数が必要です

④着物は2〜3回では着られません。

よく、「6回で必ず着られる様になります!」などの広告をみますが、私は着られませんとはっきり伝えます。着た感じの形になると着られるとは違います。「覚えの良い人は・・・」そんな言葉も聞きますが数回で着られる形になる方は必ず自宅で練習しています。練習をせず教室だけの人は6回では無理です。

1対1でのお稽古を選びましょう

⑤授業について行けない方は個人レッスンに切り替えてください。私自信がそうです。グループレッスンが全くダメで習い事は個人レッスンを選びます。集中型を好む方は個人レッスンです。

haru
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じゃあどうしたら良いの?

なぜ着物が着たかったのかを振り返る!

・着物を譲り受けたから

・文化だから

・着物を着られたらかっこいいから

理由はなんでも大丈夫です。着物が着たい理由があったはずです。

今度こそ、挫折しないためには

頑張りましょう

・通う教室を選ぶとき必ず体験に行きましょう

・個人宅の教室でもお願いしてみる価値あります

・短期集中はやめてお稽古は細く長く1年位をかけてみてゆっくりと

体験を終えて、ここなら大丈夫と思っても先生との相性が悪く続けることが苦痛な場合もあります。

大抵の場合は先生を交代してくれるはずです。これは少し勇気が入りますね。まして前の先生が同じ場所にいたりすると。

せっかくお金を払って習い事に来ているのに我慢して授業を受けるなんておかしな話です。勇気を持って話しましょう。

結論

必ず通う予定の教室に足を運んで体験をし、通っている人の雰囲気などを見てみましょう。

個人レッスンの場合は先生に会ってみましょう。

グループレッスンは確実に予定が組める方にしかお勧めできません。

体験談になりますが

私が着物教室に入った時の経緯です。参考にしてください。

子供が小さくネット検索だけで近い着物教室に入りました。個人レッスンでした。

担当の先生は優しい方でしたが、おっとりしていて少し気があわない様に感じました。でも授業料を全額納めてしまったので最後まで通いました。そこの教室の決め手は子供同伴がOKだったからです。先生を交代できると知ったのは卒業する頃です。

なぜ続けられたのかと考えると私は着物が好きだったからです。

単純です。

好きなことは続けられると。

着物に挫折してしまった方に。

どこか気持ちが引っかかる所は無かったですか?

教室なのか、先生なのか、そこが自分でわかるともう一度頑張れるかも知れませんね。

着物は必ず自分で着られるようになります。

個人で教えている先生方はたくさんいます。ネットに載せていない方も多いのですが、例えば出張着付けを頼んだ時や、着付を請け負っている美容室など「個人で教えている方を紹介して貰えませんか」と聞いてみると割と紹介して貰えたりします。もし紹介して貰えたら必ず習う前に会いましょう。

着物教室を選ぶ時は体験レッスンに行きましょう。

HARU

 
 

haru

着付師と言う表に出ない仕事。

着物教室、着付け、お勧めの道具、お勧めの着物。

知りたいけど、分からない。

それを発信するブログです。

出身:東京都出身
趣味:着物と映画
資格:着付け技能士一級
  (国家資格)

造形美術科を卒業後、一般企業に勤め、子育て中に着物の世界へ入り現在に至る。
色の勉強を一からやり直し中です!

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