持っててよかった 浴衣で花火大会

着物

花火大会

4年ぶりに全国開催が決まった花火大会。

東京都内の花火大会と都外で開催される花火大会の規模は大きく変わりますが、どちらでも持ち物は大きくは変わらないと思います。

せっかく花火を見に行って、浴衣を着て困った時にあるといいなと思った物を着付師側から紹介して行きたいと思います。

持って行くべき5選

  • ベルト
  • サンダル
  • 足袋ソックス
  • 安全ピン
  • 髪留めクリップ

なぜ便利なのか

ゆるくなった帯の上に止めると良いですよ

ベルト

暑い夏、花火大会では大勢の中を行き交う途中や終わった後に、帯がゆるくなってしまっている方を多く見かけます。外では帯の結び直しは難しいです。

帯が上手く結べなかったとき、初めからベルトを使う事もおすすめ!

おしゃれでInstagramでアップしている方も多く見られます。

カッコよく収まりますよ。

普段からファッションで着物の帯の上からベルトを好んで付ける方もいるので大丈夫でしょう。

靴擦れがひどい時は迷わず履き替える

サンダル

荷物になるかもしれませんが、元々下駄が苦手な方は、つっかけ型のサンダルかおすすめです。

浴衣だからどうしても下駄を履きたいと思います。

ましてデートだったりしたら下駄が可愛いですよね。

後で話しますが、下駄で靴擦れを起こすと本当に痛く、なかなか治らない物です。

相手と別れた後でもいいのでさっと履き替えてしまいましょう。

足袋ソックスは温泉旅館で貰った貰ったものでも十分

足袋ソックス

靴擦れを起こした時の必需品です。

草履や下駄は、親指と人差し指の間、鼻緒が当たる所が擦れてきます。これはかなり痛いです。バンドエイドもすぐ剥がれる場所です。ひどくなる前ならこのソックスを履いてしまいましょう。とっても楽になります。

出来れば裏に滑り止めがついている物がベストなのですが、温泉旅館で貰った靴下でも大丈夫です。

履くタイミングはちょっと痛いかも。と思った時です。カッコ悪くないですよ。初めから足袋を履いて浴衣を着る方は沢山いるからです。

安全ピンは着物のお助けグッズ

安全ピン

これは何個か持って行きましょう。

花火大会が終わる頃、浴衣の着崩れがひどい方を多くみます。特に女性は胸元が開いてきます。

浴衣は綿素材がほとんどなので針を通しても大丈夫です。

安全ピンは色々な色が売っているので、着る浴衣に近い色なら止めていても目立ちません。
胸元の開きが気になって手で押さえるくらいなら止めてしまった方が安心です。
何個止めてもいいのでしっかり襟を合わせてからピンを止めるといいですね。

もう一つの活用法は長く椅子や地べたに座ると思います。

その時に何度も何度も浴衣の裾を合わせないと足が丸出し!なんてこともよくあります。

そんな時にも安全ピンを使うと楽ちんです。万能な安全ピン。

ただし、あくまでも綿素材の浴衣の場合だと言うことを忘れないで下さい。

絹の着物にはピンは刺せません。穴が空いてしまうからです。

髪が崩れたらサッと止めましょう

髪留めクリップ

髪が長い方にお勧めです。浴衣を着る時、髪も綺麗にオシャレにして行きます。

浴衣の場合は割とゆるゆるの髪型が人気です。

でも時間が経ち、汗で髪が落ちてきてしまうケースもある様です。結構見かけます。ゴムでもいいのですが結ってある髪の上からサッと止めると可愛いですね。

思い切って髪を解いてしまってスッキリ止め直す時にも便利なのがこの形のクリップです。

バックに挟んでいけばいいので、こちらもお勧めのグッズとなります。

花火大会のトラブル

実際に体験した事です

  • 会場に着く前に駅のトイレ→大行列で時間がかかってしまった
  • コンビニ→何個もあると思っていたら、どこも一杯で中々買えない
  • 食事→現地調達を予定していたら、人が多く買えなかった
  • ゲリラ豪雨→予想していなかった為に傘がなかった
  • 帰りの電車→全然乗れない。2駅歩いても乗れなかった
  • カフェ→疲れてしまってカフェに寄る予定が入れなかった

花火が大好きで都内の会場はほとんど体験しました。

その体験談です。

会場に着く前に駅のトイレ→大行列で時間がかかってしまった

会場のトイレは入れないだろうと思い、待ち合わせ場所の駅のトイレを予定していましたがビックリする位の行列で、時間はかなり待つことに。

ただここで選択するのがベストだと思います。途中コンビニはトイレの貸し出しを中止している所が、ほとんどでした。

コンビニ→何個もあると思っていたら、どこも一杯で中々買えない

家を出る時からコンビニはたくさんあるのに、飲み物などが重い為になるべく会場近くで買おうと思いますよね。

次がある、次がある、大間違いでした。冷たい飲み物を買うのに時間がかかってしまい、これも失敗の選択となりました。

会場近くではなく、初めから用意した方が良いですよ。

食事→現地調達を予定していたら、人が多く買えなかった

イベントは現地の屋台も楽しみの一つ。

当然普通に買えると思って食べ物は何も持っていなく、現地会場でびっくり!

ここも行列。そして花火が上がる時間になってしまいました。

お菓子でも良いので、何か食べるものは持っていった方が良いと思います。

現地で買えたらラッキー。それくらいに思っていても大丈夫です。

ゲリラ豪雨→予想していなかった為に傘がなかった

これは本当にひどい思い出です。

当然、何日も前から天気予報はチェックしていました。当日もです。

会場に着くまでの長い道のりの途中でゲリラ豪雨です。アンラッキーを通り越す辛さでした。

浴衣で雨に降られると全身に浴衣がまとわりつき、寒さしかありません。当然夜なので雨が上がっても太陽は出ません。寒くて寒くて花火が終わる前に駅に向かう事となりました。

たかが折り畳み傘一つを忘れた結果です。

ここ数年ゲリラ豪雨が多いので、必ず折り畳み傘とポケットカッパ(100均一)のLサイズを持っていく事をお勧めします。Lサイズだと浴衣の袖も楽に入ります。

帰りの電車→全然乗れない。2駅歩いても乗れなかった

当然予想はしていました。お台場の花火の時です。モノレールなので乗れる人数が少なく、それも終電間近という放送まで流れ焦りました。

タクシーも停まってくれませんでした。翌日のテレビで話題になっていたほどの始末です。

ここは自分の判断一つです!

帰りの電車を想定して下さいね。

カフェ→疲れてしまってカフェに寄る予定が入れなかった

友人と出かけた花火大会。帰路で疲れ果ててしまって乗り換え駅まで我慢して、ここまでくればお茶出来るだろうと言う考えは甘かったです。

当たり前ですよね。何万人の人が移動するのですから、どこの駅もカフェが空いている訳がありません。

花火大会の帰りはまっすぐ帰宅する事をお勧めしたいな、と思います。

これから本番の花火大会。

以上の事を気にかけて頂ければと思います。

haru

haru

着付師と言う表に出ない仕事。

着物教室、着付け、お勧めの道具、お勧めの着物。

知りたいけど、分からない。

それを発信するブログです。

出身:東京都出身
趣味:着物と映画
資格:着付け技能士一級
  (国家資格)

造形美術科を卒業後、一般企業に勤め、子育て中に着物の世界へ入り現在に至る。
色の勉強を一からやり直し中です!

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